year note

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最新版の改訂ポイント

『year note』は毎年改訂. いったい何が変わったのか? 最新版の改訂点をご紹介します.

毎年,すべての章で最新ガイドライン・診断基準の反映,
医師国家試験出題内容の反映を行っています.

新しい疾患ガイドライン,治療薬の情報を反映

各疾患について,最新のガイドラインや診断基準,治療薬の情報を反映しています.

111回(2017年2月分)までの医師国家試験出題内容を反映

  • 111回医師国試の出題内容を網羅しています.
    新たに【204箇所】が青字(=国試既出)になりました.
  • 最新の『平成30年版医師国家試験出題基準(厚生労働省発表)』もふまえ,近年の医師国家試験の傾向を分析しています.
  • 近年の医師国試の出題傾向に基づいて,疾患に対する治療の手段・手順がわかりやすくなるよう,構成の見直しも行っています.

特に重要な改訂箇所はこちら

A章(消化管・腹壁・腹膜疾患)

  • 日本初の『慢性便秘診療ガイドライン』発行(2017年)を受け,「便秘」および「下剤」の内容を刷新しました.
  • 平成30年版医師国試出題基準に収載されている「便失禁」「腹膜癌」のまとめを追記しました.
  • 「Crohn病」「潰瘍性大腸炎」は,新薬の情報追加とともに,治療等の項目全体を見直し,情報量を整理しました.

B章(肝・胆・膵疾患)

  • 今年も日本肝臓学会作成のガイドライン(2016年末現在の最新版)に基づき,B型慢性肝炎・C型慢性肝炎の治療,および肝炎治療薬の項目をアップデートしました(B型は第3版,C型は第6版の内容に準拠).
  • 「肝癌診療ガイドライン2017年版」にもとづき,肝細胞癌の診断・治療部分を変更しました.
  • 「Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体(M2BPGi)」の情報を随所に追加しました.
  • 「Budd-Chiari症候群」の構成を見直しました.

C章(心臓・脈管疾患)

  • 「心室中隔欠損症(VSD)」「感染性心内膜炎」の手術適応について,最新ガイドラインに基づき変更しました.
  • 「心臓移植」の項目を2016年に公開された「心臓移植に関する提言」に基づき,全体的に改訂しました.
  • 「心サルコイドーシス」は,2017年に公開された最新のガイドラインに基づき,記載を整理しなおしました.
  • 「ビュルガー病(バージャー病)」は,最新の知見を基に症状~診断基準の記載をを刷新しました.

D章(内分泌・代謝・栄養疾患)

  • 「脂質異常症」は,動脈硬化性疾患予防ガイドラインの改訂に伴い,大改訂しました.
  • 「内分泌・代謝疾患の薬剤」は,全面的にアップデートし,PCSK9阻害薬やMTP阻害薬など最新の薬剤を追加しました.
※I章(呼吸器・胸壁・縦隔疾患)に収載していた「乳腺疾患」は,本年版よりD章に移動しました.

E章(腎・泌尿器疾患)

  • 「水・電解質代謝異常」は,低カリウム血症の鑑別をフローチャートにし,薬剤性電解質異常を強化しました.
  • 透析導入の原因として近年増加している「腎硬化症」を追加しました.

F章(免疫・アレルギー性疾患・膠原病)

  • 「スティーブンス・ジョンソン症候群」「抗リン脂質抗体症候群」「ANCA関連血管炎」「全身性強皮症」「線維筋痛症」の項目は,最新のガイドラインを基にアップデートしました.
  • 2017年に公開された「原発性免疫不全症候群診療の手引き」に基づき,「免疫不全」の分類を大幅に変更.「重症複合免疫不全症」も,今回の分類変更に伴い記載を大幅に見直しました.その他の分類疾患についても全体的にアップデートを行っております.

I章(呼吸器・胸壁・縦隔疾患)

  • 『成人肺炎診療ガイドライン2017』に基づき,院内肺炎(HAP)・医療・介護関連肺炎の治療(NHCAP)の記載をアップデートしました.
  • 『肺癌取り扱い規約(第8版)』の記載に基づき,肺癌の病期分類をアップデートしました.
  • 薬物治療の変動が目まぐるしい「肺腫瘍」の項目に関して,治療薬を中心に内容をより詳しく充実させました.
  • 「GOLD 2017(Global Strategy for the Diagnosis, Management and Prevention of COPD)」に基づき,慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療部分の記載をアップデートしました.

J章(神経・精神・運動器疾患)

  • 「もやもや病」「急性脳症」「BPSD」「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」「プリオン病」「認知症疾患」「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療」の項目は,最新ガイドラインに基づき改定しました.
  • 多発性硬化症治療薬「フマル酸ジメチル」,小児脊髄性筋萎縮症治療薬「ヌシネルセン」,抗てんかん薬「ラコサミド」,重症筋無力症治療薬「エクリズマブ」など,重要な新薬を追加しました.
  • 「インフルエンザ脳症」の項目を「急性脳症」として再編.
  • その他,総論部分の「高次脳機能障害」を中心に,新規イラストを追加するなどより分かりやすく改訂しています.

2017年度認定内科医試験・総合内科専門医試験の出題情報を追加反映

2017年度の認定内科医資格認定試験および総合内科専門医資格認定試験で問われた内容を受験生から収集し,
出題された内容に「専17」マークを追加しました.

付録も改訂

『イヤーノートTOPICS』

今年は新たに「サルコペニア」などを加え,コンパクトサイズの中に計140項目を収載.既存の疾患についても,第一線でご活躍の先生方に内容をリライトしていただいています.
2016年版からは,総合内科専門医資格認定試験での出題情報に下線とマークを追加し,日常臨床だけでなく,
試験対策にも使用できるようにしています(詳細はこちら).

『内科系専門医試験Quick Check』

2017年度の第33回認定内科医資格認定試験と第45回総合内科専門医資格認定試験の出題情報を受験者から収集し,内容を追加しました(詳細はこちら).

認定内科医試験対策 総合内科専門医試験対策
ぜひ書店で手にとってご覧ください !